子どもがおもちゃや物を乱暴に扱った時どうする?

子どもがおもちゃを投げたり、物を乱暴に扱って困ることありますよね。

そんなとき、どうしたら良いのでしょうか?
保護者の方からご質問をいただいたので、モンテッソーリ教育の考え方を基にどのように対応するのかご紹介します。


対応の2ステップ

①シンプルに「それはダメだよ。」と伝えます。
 感情的に怒る必要はありませんが、真剣に伝えることが大切!

理由を伝えたり、適切な扱い方をやって見せて出来たらフィードバックします。

例①教室の場合

「これはみんなで使う大切なお仕事で、これからもみんなで楽しく使いたいんだ。
 先生もまた○○ちゃんと使いたいから壊れないようにこんな風に使おう!」

「○○ちゃんもこのクラスの大事なひとりだから、協力してほしいんだ。」
→「お部屋をきれいに/お仕事を大切に使ってくれてありがとう。」

または
「そんな使い方する○○ちゃんを見るのは悲しいよ。こんな風に使ってくれると嬉しいな!」
(お子さんへの期待を伝える。)

例②お家の場合

「○○ちゃんとママで一緒に遊んで楽しかったよね!(楽しい記憶を呼び起こす)
ママもこれが大好き!
また○○ちゃんとこれで楽しく遊びたいから大事にしよう!戻してきてくれる?」

→戻せたら「大事に使ってくれて/協力してくれてありがとう!」

大切にしたいメッセージ

①あなたもコミュニティの大切な一員であるということ
②あなたを含むみんなと心地良く過ごしたいと願っている、そのために協力してほしいということ

この「一員」「協力(環境への貢献)」いう視点は長期的な目線では、人間は地球において他の動植物を含む生命の一部であり、自分なりの方法で貢献していくということに展開していきます。

余談ではありますが、キッズクラスの文化教育分野が担うメッセージはこういう事柄なのです。

子どもたちが平和な心の持ち主になれるよう、私たち講師も声かけに磨きをかけていきたいと思います。
ご家庭でもぜひできる範囲で取り入れてみてくださいね^^